(633)左右より化粧直され祭稚児/森田峠(1924~2013年)
お祭りの稚児行列に参加する子どもが、きらびやかな衣装を着せられ、顔に厚いおしろいを塗られています。参加人数が多いのか、時間がないのでしょう。大人2人の手が子どもの小さな顔に集まり、手早く作業を進めています。子どもは顔をしかめているでしょうか、それともきょとんとしているでしょうか。句の中に作者の姿は…
関連リンク
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- ・(631)爆心地の闇も老いけり螢(ほたる)川/荒井千佐代(1949年~)
- ・(630)Tシャツの干し方愛の終わらせ方/神野紗希(1983年~)
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- ・(628)退屈をまだせぬ子供浮葉見て/星野立子(1903~1984年)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。