「手話で社会の役に」 石巻で入門講座 26人が参加
手話の基本を学ぶ2023年度の石巻市手話奉仕員養成講座入門課程の開講式が6月26日、市役所であった。計20回の講義で簡単な手話の理解に必要な知識と技術の習得を目指す。
石巻、東松島両市の市民26人が参加。開講式で、講座を運営する一般社団法人県聴覚障害者協会の小泉正寿会長は「手話で簡単な会話ができるよう精いっぱい取り組み、ろう文化にも理解を深めてほしい」とあいさつした。
式後にはオリエンテーションがあり、同協会の講師が「はい、いいえなど、意思表示ははっきり示して」といったポイントを伝えた。
東松島市矢本の美容師豊宮智恵美さん(56)は「将来的に何か社会の役に立てるよう、手話を身につけたい」と抱負を語った。
講義に8割以上出席した受講生は24年度開講予定の基礎過程に参加でき、両過程の修了者に手話奉仕員登録証を発行する。昨年度末時点で99人が登録しており、行事などで手話ボランティアとして活躍している。
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