野蒜海水浴場、石巻地方のトップ切り海開き　神事行い安全祈願　東松島

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　東松島市の野蒜海水浴場で１４日、石巻地方のトップを切って海開きがあった。開設期間は８月２０日まで。監視員が常駐する。

　現地で神事と式典があり、関係者ら約３０人が出席。テープカットで海開きを祝い、安全を祈願した。

　遊泳区域は宮戸寄りの幅１５０メートル、奥行き３０メートル。砂浜にはビーチバレーとビーチテニスの兼用コート８面（予約制）が設けられ、海の家も営業する。

　仙台市から訪れた会社員山本かれんさん（２３）は「水温は意外とぬるかった。水が透き通ってきれい」と笑顔を見せた。

　野蒜海水浴場は東日本大震災で被災し、昨年１２年ぶりに海開きした。震災前年には約４万８０００人が訪れる名所だったが、昨年は２７２０人にとどまった。

　開設する東松島観光物産公社社長の小山修副市長は「新型コロナウイルスによる行動制限が緩和され、昨年の２倍の来場者を期待している。美しい風景を満喫してほしい」と話した。

　東松島市では２１日に月浜海水浴場（宮戸）が海開きする。石巻市は１５日に網地白浜（網地島）と十八成浜（牡鹿）、２２日には１３年ぶりとなる荒浜（雄勝）と、渡波、白浜（北上）の各海水浴場がオープンする。