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「紙すき楽しい」石巻小4年生が体験 日本製紙労組、地域貢献活動

紙すきを体験する児童ら

 日本製紙労働組合石巻支部青年女性部は地域貢献活動の一環として、石巻小(児童283人)の4年生45人(3人欠席)を対象にした紙すき体験を同校体育館で開いた。昨年に続き2回目の実施。

 石巻支部から7人が訪問した。児童たちは専用の紙すきキットを使って紙がどのように作られるのかを熱心に学んだ。

 紙すき体験は7班に分かれて行った。専用のキットにパルプと水を流し込み、指で平らにしたり、ラメでデコレーションしたりして、はがき大の紙を作った。紙は1~2日ほど乾かした後、児童たちに贈られる。

 参加した平塚巴絢(とあ)さん(10)は「楽しかった。紙がこうして作られることが分かって良かった」と話した。会場にはさまざまな素材の紙が置かれ、児童は紙を破いて素材による硬さや質感の違いも体験した。

 青年女性部の佐藤勇斗さん(24)は「石巻小に通う児童の中には、石巻工場に勤めている保護者を持つ子もいる。実際に何をしているのか知ってもらい、紙に興味を持つきっかけにしてほしい」と語った。

 紙すき体験は4日にあった。

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