石巻川開き祭り 心一つに七夕飾り 桃生の小中学校、協力し制作 市中心部で披露
8月4~6日の石巻川開き祭りが100回を迎えるのを記念し、旧市外の小学校が分担したり、小中が協力したりして8本の七夕飾りの制作に励んでいる。出来上がった飾りは祭り当日、市中心部に飾られる。
このうち桃生地区では、桃生、中津山一、中津山二の3小学校と桃生中が協力。それぞれの小学校で作った青色の紙の花飾り(計約300個)を桃生中の生徒が直径75センチの竹の骨組みに結び付けるなどして長さ2メートルの七夕飾りを完成させた。
桃生中での作業は12~14日、総合文化部文化班の2、3年生5人が主に部活動の時間を活用して行われた。3校の児童の思いがこもった花飾りが丁寧に取り付けられた。
2年亀山茉奈さん(14)は「小学生の思いを形にした七夕飾りは小学校に届け、みんなで一つの飾りを完成させたという連帯感を共有したい。手がけた七夕飾りで川開きが盛り上がればうれしい」と話した。
19日から21日にかけて、桃生小、中津山一小、中津山二小の順で飾りを巡回し、児童が観賞する。
川開き祭りで旧市内の小学校は陸上行事の鼓笛隊パレードがあるが、旧市外の小学校には出番がない。市教委は旧市外の小学校も一緒に100回記念を盛り上げられるよう、七夕飾りの制作に参加させたいと、祭り事務局の石巻商工会議所に協力を依頼していた。
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