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「処理水、風評を懸念」 石巻地方政策調整会議 3首長や県議ら意見交換

県の出先機関や3市町が重点事業の情報を共有した政策調整会議

 石巻地方3市町と県の出先機関が、本年度の重点事業について情報共有する「石巻地方政策調整会議」が14日、石巻市あゆみ野5丁目の県石巻合同庁舎であった。

 3市町の首長や県の出先機関のトップ、地元選出県議5人など計約70人が出席。各機関や市町が、人口減少対策や地域経済の活性化など、それぞれの主要な取り組みについて説明した。

 意見交換では、東京電力福島第1原発の処理水放出に関し、県議から「風評被害が一番懸念される。県庁を挙げて消費拡大に務め、石巻圏域でも消費機運を醸成していくべきだ」との指摘があった。県東部地方振興事務所の石川佳洋所長は「消費拡大対策に努めていく」と答えた。

 別の県議は、JR石巻線など厳しい運営状況にある公共交通機関の維持を課題に挙げ「圏域として守っていくための取り組みが必要だ」と述べた。石川所長は「利用してもらうための仕掛けを地元自治体を含め全体で考えていきたい」と話した。

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