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夏休みも歯磨きしっかり 石巻小で「お口の健康教室」 衛生士が虫歯予防を指導

虫歯予防へ児童の意識を高める授業をする渋谷さん

 夏休みを前に、石巻市石巻小(児童283人)は10日、2年生(43人)を対象にした「お口の健康教室」を開いた。市健康推進課の歯科衛生士が講師となり、虫歯の原因や予防について子どもたちに問いかけながら授業を進めた。

 2年1組では、21人の児童を前に技術主査の渋谷麻里さんが先生役を務めた。「どうして虫歯になるの?」。渋谷さんは児童に問いかけ、「原因は四つ。一つ目は歯の質で、一人一人違う。二つ目はムシバイキン。虫歯のない人でも口の中にある。三つ目は砂糖、甘い物。四つ目は(摂取)時間。夏休みはおやつの回数は1日2回まで。おやつの時間は20分」と説明した。

 虫歯の初期から悪化した段階までの進行状況別の写真パネルを紹介し、早めの受診を求めた。

 虫歯予防を考えるためのクイズを出し、「バニラアイス1個でスティックシュガー(5グラム)2本分が入っている」「ドーナツ1個で6本分」「どら焼き1個、炭酸ジュース1本は11本分」と回答を示した。

 夏休み中、大事な歯を守るための目標をプリントに書かせ、しっかり歯磨きを続けることと、家の人に仕上げ磨きをしてもらうことを促した。

 今月5日には1年生を対象に実施した。小学校低学年から虫歯予防について意識を高める狙いがある。

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