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響くかけ声、跳ねる魚 子ども地引き網体験 石巻・渡波

力を合わせて網を引っ張る参加者
取れた魚と触れ合う子どもたち

 石巻市渡波の長浜海岸で16日、全日本海員組合主催の地引き網体験イベントがあった。193人の小学生とその保護者らが「うんとこしょ、どっこいしょ」と声をかけ合いながら力いっぱい網を引いた。

 組合員の漁船から網を設置し、浜にいる参加者らが網を引き揚げた。網の中にはサバやコノシロ、セイゴが跳ね回り、子どもたちは魚を追いかけては手づかみで次々と捕まえた。

 砂浜に設置したビニールプールに取れた魚を運び、泳ぐ魚と触れ合う「ふれあい体験」もあった。地引き網は2回行われたが、2回目は海藻が多く、網を引き揚げられなかった。

 参加した石巻小4年の遠藤洲慈朗君は「魚に興味があって参加した。網を引くのは大変だったけど魚がたくさん捕れたのでうれしかった」と話した。

 海員組合の高橋健二水産局長(70)は「海に親しんで楽しさを感じてほしい。また、これをきっかけに船の仕事に興味を持ってくれるとうれしい」と語った。

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