パドルすいすい「カヌー楽しい」 貞山小で体験教室 石巻商高部員が講師
石巻市貞山小(児童178人)は19日、石巻商高カヌー部を講師に招いたカヌー教室を開いた。学校と地域が一丸となって子どもを育てるコミュニティースクールの活動の一環。本来は近くの北北上運河で実施予定だったが、悪天候のため学校のプールでカヌーやスタンドアップパドルボード(SUP)を楽しんだ。
4年生38人のうち35人が出席。石巻商カヌー部は部員9人、指導者3人が参加した。児童はライフジャケットを着用し、紅組と白組の2組に分かれて交互にカヌーやSUPを体験した。部員たちは進めなくなったカヌーを押したり、パドルの動かし方を丁寧に説明したりして手助けした。
参加した小梁川(こやながわ)千夏さん(9)は「2人で乗ってこいだ。方向転換が難しかったけど、楽しかった」と話した。
教室は同小学校運営協議会が主催し、すばらしい北北上運河沿線の自然環境を守る協議会が協賛。学校近くの北北上運河を通して地域について理解を深めてもらおうと企画した。
学校運営協議会の松川文洋会長(68)は「本来は北北上運河という地域の特色を生かした教育が目的だったが、子どもたちがカヌーを楽しんでくれたので良かった」と語った。
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