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にぎわい再び 荒浜海水浴場、13年ぶり開設 石巻・雄勝

神事で荒浜海水浴場の安全を祈願する関係者

 石巻市雄勝町の荒浜海水浴場が22日、13年ぶりに開設される。海開きを前に21日、関係者約30人が神事を執り行い、安全を祈った。開設期間は8月20日まで。

 同海水浴場は東日本大震災での津波で、防潮堤や更衣室、トイレなどの施設が被災。復旧が完了し、当初は2020年に再開の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開設が見送られていた。

 荒地区会の高橋周一会長は「13年ぶりの海開きは感慨深い。たくさんの人に海水浴を楽しんでもらえるよう期待している」とあいさつした。

 地元出身者らでつくる荒浜海水浴場開設協議会は、海岸清掃や施設管理に当たってきた。開設期間中の監視業務も担う。阿部徳子会長は「荒浜の海は雄勝の宝。多くの人に来てもらえればありがたい」と話した。

 遊泳時間は午前9時半~午後3時半(正午~午後1時は遊泳禁止)。有料駐車場はオートバイと車が1台500円、バス1台1000円。

 石巻市では渡波、白浜両海水浴場も22日開設される。

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