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(645)滝をみたやつ立琴を一つづつ持って帰る/細谷源二(1906~1970年)

 ぶっきらぼうに「滝をみたやつ」と言い放ちますが、続くのは見た人が立琴(たてごと)、すなわちハープを持っているということです。実物では不自然なので、きっと心の中にあるのでしょう。滝を見れば心に美しいハープが現れ、帰り道の途中でも、家に着いてからも、滝を思い出せば麗しい音を奏でます。それは一人ずつ違う…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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