閉じる

朝ドラ「火の国に」ヒロイン、鈴鹿景子さん死去 方言一人芝居ライフワークに

方言による芝居をライフワークとした鈴鹿さん

 方言による一人芝居をライフワークとしてきた石巻市出身の俳優鈴鹿景子さんが18日午後9時55分、病気のため東京都の自宅で死去した。67歳。葬儀・告別式は家族葬で執り行った。

 鈴鹿さんは石巻女子高(現石巻好文館高)卒業と同時に上京。1975年、文学座研究所に合格。76年、NHK朝の連続ドラマ「火の国に」のヒロイン役でデビューした。

 その後、98年、東北放送制作のラジオ番組「民話のなかの女たち」は文化庁芸術祭優秀賞など3賞を同時受賞。方言での演劇に力を入れ「一人芝居ふるさとの昔語り」に実を結んだ。

 2002年から語り芝居「八月の蒼(あお)い空」を続け、朗読を通して戦争の悲惨さ、平和の尊さを俳優仲間たちと訴えてきた。

 昨年8月に石巻市中央1丁目にオープンしたシアターキネマティカの舞台に立つことを楽しみにしていたという。

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ