ホップワークス1周年に乾杯 県内外からファン クラフトビールで石巻応援
一般社団法人イシノマキ・ファーム(石巻市北上町)が石巻市中央1丁目の旧石巻日活パール劇場に昨年開設したクラフトビール醸造所「ISHINOMAKI HOP WORKS(イシノマキホップワークス)」が1周年を迎え、記念イベントが23日、現地で開かれた。
ホップワークスでは、同市北上地区で自社栽培するホップを使ってビールを醸造する。イベントでは看板商品の「巻風エール」や「巻風IPA」、オール東北産ホップを使った「潮風ラガー」などを販売。来場者にはオリジナルのコースターや群馬県のりんごを使ったスイーツコロッケ「コロップル」を振る舞った。
正午には県内外から駆けつけたクラフトビールファンら約20人が青空の下で一斉に乾杯した。来場者は「バランスの取れた優しい味わい。作り手の愛情が味に出ている」などとビール談議に花を咲かせた。
ホップワークスの岡恭平醸造長(41)は「自社のホップの香りを楽しんでもらいたい。ぜひたるから注いだフレッシュなビールを味わってほしい」と話した。
ホップの収穫体験に参加したことがある仙台市若林区の管理栄養士塩野崎淳子さん(45)は「岡さんの造るビールにほれた。ビールで石巻が熱く盛り上がる。全力で応援していく」と話した。
ビールは市内外の飲食店や小売店に出荷するほか、平日のみ直売する。巻風エールは瓶入り330ミリリットル660円、缶入り550ミリリットル1000円。毎月第4日曜日は施設開放日で、作りたてのビールを飲める。8月5日には市内で開かれる石巻川開き祭りに出店する予定。
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