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挑むインターハイ 石巻勢を紹介>ボート 石巻高ボート部

 全国高校総合体育大会(インターハイ)が22日、北海道で開幕する。8月21日まで、競技ごとに北海道を中心に山形県、栃木県、和歌山県などを会場に熱戦を繰り広げる。石巻地方から出場する選手を紹介する。

ボート(27~31日)

インターハイに挑む石巻高ボート部の選手たち

<先輩に続け! 頂点狙う>

 全国高校総合体育大会(インターハイ)のボートは、北海道網走市の網走湖ボート場で28日から競技を実施する。

 石巻高ボート部は、男子がシングルスカル、ダブルスカル、かじ付きクオドルプルに補欠を含め11人、女子はシングルスカルとダブルスカルに補欠を含め4人の計15人が出場予定だ。

 男子の高橋汰季(たいき)主将(17)はシングルスカルに出場する。県総体は1位で通過したが、「疲労が残っていたのもあり本調子でなく、レースの出来は納得していない」と語る。東松島市矢本の自宅から片道約8キロを自転車で通学。冬季に取り組むスクワットなども含め、筋持久力の強化につながった。

 女子の井上美空(みく)主将(17)と早川美鈴選手(17)はダブルスカルに出場する。井上主将は167センチ、早川選手は172センチと身長が高めで、リーチを生かした1こぎの大きさが強み。井上主将は「精神面で沈んだ際にも、船の上で互いに声を掛け合うよう意識している」と話す。

 3選手は3月の全国選抜大会にも出場し、男子シングルは11位、女子ダブルスカルは3位入賞だった。同校ボート部は昨年のインターハイで、当時の3年生が男子ダブルスカルで優勝を果たしている。

 練習をビデオ撮影し、フォームや日々の課題を確認。部員同士で積極的に意見交換することがレベルアップにつながっているという。井上主将は「インターハイ優勝を目指す。先輩たちのように活躍し、後輩にも自分たちの努力を伝えたい」と意気込んだ。

インターハイ「北海道総体2023」競技・会場・日程一覧 - 全国高等学校体育連盟

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