挑むインターハイ 石巻勢を紹介>空手 宮城水産・平塚星羽選手
全国高校総合体育大会(インターハイ)が22日、北海道で開幕する。8月21日まで、競技ごとに北海道を中心に山形県、栃木県、和歌山県などを会場に熱戦を繰り広げる。石巻地方から出場する選手を紹介する。
空手道(26~29日)
<隙つく突き技が強み>
宮城水産高空手部の3年平塚星羽(しょう)選手(17)は、個人組手に出場する。同校空手部のインターハイ出場は2年ぶり。県高校総体2位入賞で出場権を得た。
「3年間の集大成として挑み、試合にはいつもよりリラックスした状態で臨めた。うれしい気持ちとともに、親や後輩たちにもいい姿を見せられたと思う」と話す。
女川町出身で、4、5歳ごろから日本空手協会渡波支部で空手を始めた。同協会の全国大会には、新型コロナの影響で中止になった年を除き、小学3年生から中学2年生まで出続けた。
同協会のアジア・オセアニア空手道選手権大会にも個人組手で出場経験がある。「大きな大会に挑む機会が多かったので、場慣れもあり、県総体で十分に力を発揮できたのかもしれない」と振り返る。
自身の強みについて、「相手をよく見て、技の隙を突き技で狙い、カウンターにつなげている。インターハイでは、一つでも上を目指したい」と話す。「自分の後に続いて、後輩からも全国に挑む選手が出てくれれば」と期待を寄せる。
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