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(650)冷淡な頭の形氷水/星野立子(1903~1984年)

 「冷淡な頭の形」とは氷水(かき氷)のてっぺんのことなのか、誰かの頭の形を思い出しての描写なのか。悩ましいが、無表情な人間の雰囲気が伝わる。鎌倉虚子立子記念館にお邪魔したとき、星野椿さん(立子の子、高浜虚子の孫)に伺ってみた。そうしたら「気に喰(く)わない人がいたんじゃないかしら」と破顔一笑。虚子に…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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