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(651)ひと食ひし淵より螢湧きいづる/眞鍋呉夫(1920~2012年)

 淵といえばただの川の流れではなく、地形や川の湾曲によって流れが滞り、底までの深さがある所です。覗(のぞ)いても川底が見えなかったり、浅く見えても思いがけず深くなっていたりします。水難事故で亡くなった人がいたのでしょう。人を食ったと言われる淵ですが、ホタルが湧き出すようにたくさん飛んでいます。それは…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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