閉じる

新スタイルで街に活気 5日、石巻キネマティカ映画祭 開館1周年イベント

開館1周年を迎えるシアターキネマティカ

 石巻市中央1丁目のシアターキネマティカは5日、開館1周年を記念したイベント「石巻キネマティカ映画祭」を開く。街中の複合エンターテインメント施設として歩んできたキネマティカが、石巻川開き祭り期間に合わせた新しいスタイルの映画祭で街にさらなる活気をもたらす。

 プロ・アマ(市民)から寄せられた多種多様な作品を1日かけて上映することで、映像表現の可能性を楽しんでもらう。

 プログラムは(1)30分以内の短編の一般部門(2)誰でも表現者になれるスマホ部門(1本3~5分)(3)キネマティック部門(1本15~30分)-の3部門で構成。(1)に12本(2)に4本(3)に2本が全国から集まった。

 東日本大震災を題材にした作品から女子大生の一人旅を描いた作品までバラエティーに富んだ内容で、一般部門には映画「トリック」「20世紀少年」の監督で知られる堤幸彦さんも出品している。

 ユニークなのはキネマティック部門。パフォーマンス込みの上映で、上映作品の出演者がスクリーンから飛び出す形でパフォーマンスを披露する。同市出身の俳優・小林四十さん(47)=東京都=が参加する。キネマティカでしか見られない映画と演劇をミックスした部門だ。

 入場無料で出入り自由(キネマティック部門のみ要予約)。午前11時のオープニング後、3部門の作品を午後6時半まで順次上映する。

 キネマティカを運営する石巻劇場芸術協会の矢口龍太さん(40)は「今年はプレイベント。来年の本祭を目指す」と意気込む。

 キネマティカは昨年8月5日、カフェとホールを併設した複合エンターテインメント施設としてオープン。通りは「文化通り」と呼ばれ、かつて日活パールや文化劇場といった映画館でにぎわった。

 連絡先は0225(98)4765=水・金・土・日曜の午前11時~午後5時=。

関連リンク

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ