石巻市消防団、新しい学生団員2人に辞令交付 石巻専修大モデル、計7人に
石巻市消防団の活性化と地域防災の担い手育成を図る「石巻専修大モデル学生消防団員」の本年度の入団者2人に辞令が交付された。制度は2022年度に創設されたモデル制度による同大生の団員は計7人になった。
入団したのはともに石巻市出身で経済学部1年の高橋拓英さん(18)と松浦魁世(かいせい)さん(19)。交付式が25日、市役所であり、後藤嘉則(よしのり)団長から辞令を受けた。
松浦さんは「実際に災害が起きたら学んだことを活用したい」、高橋さんは「地域の人たちの役に立てるよう、訓練を頑張っていく」と意気込んだ。
後藤団長は「活動に意欲的に取り組み、市の安全や地域社会に貢献してほしい」と歓迎。渡辺伸彦副市長は「団員の人数は減っている。入団は団員の励みになり、本人の将来にも役に立つ」と激励した。
22年度は専修大生5人が入団した。救命講習や放水訓練などの防災活動に当たり、防災への関心の向上を図る。学校消防団活動認証制度によって市が証明書を交付し、学生の就職時の強みにできる。
任期は1年以上、報酬は一般団員と等しく年報酬で3万6600円。訓練などの出場により追加報酬がある。
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