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女川の夏、お先に沸点 みなと祭り活気1万8000人 海上獅子舞や花火

大漁旗で華やかに飾り付けられ、湾内を巡った船。船上では獅子舞が披露された

 女川町の夏の風物詩「第56回おながわみなと祭り」(おながわ四季のまつり実行委員会主催)が7月30日、町海岸広場周辺を会場に開かれた。炎天下の中、約1万8000人が来場し、祭りを満喫した。

 メインの海上獅子舞には10団体が参加。船で女川湾内を回りながら演舞し、その後、陸上でも大迫力の舞を披露した。岸壁に並んだ大勢の観客は声援を送ったり写真を撮ったりして楽しんだ。

 今年は東日本大震災前まで実施していた「みなと祭りパレード」が13年ぶりに復活。女川小鼓笛隊などがお祭りムード一色の街を練り歩いた。フィナーレの花火大会では約4000発の花火が海上から打ち上げられた。

 女川町大原の50代女性は「獅子舞を楽しみにして来た。これがあってこそ港町女川の祭り」と話した。

 祭りは海への感謝や水産業の発展などを願い、1957年に始まった。震災で町が甚大な被害を受けたことから2011年から中断。復活を試みたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期を重ね、昨年12年ぶりに再開した。

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