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石巻川開き祭り あす開幕へ準備万全 吹き流しや万国旗、街を彩る

祭りのフラッグや万国旗で彩られた立町大通り(写真の一部を加工しています)

 第100回を迎える石巻川開き祭りが4日、開幕する。陸上パレードなどの舞台となる石巻市の立町大通りには祭りのフラッグや吹き流し、万国旗が飾られ、本番に向けムードが高まっている。祭りは東日本大震災後では初の3日間開催。目玉の花火大会や孫兵衛船競漕(きょうそう)に加え、節目の記念行事も多彩に繰り広げる。

 初日は北上川改修を指揮して郷土発展に貢献した川村孫兵衛の報恩供養祭や、震災犠牲者を追悼する流灯などの祭典行事を実施。市かわまち交流広場では3日間にわたるステージイベントが開幕する。

 5日夜の花火大会は震災前の会場だった開北橋下流で開催。約1万6000発を打ち上げる。東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)のドローンショーやミュージシャン藤巻亮太さんの特別ライブもある。6日は孫兵衛船競漕の決勝レースや小学校鼓笛隊などの陸上パレードがあり、大漁踊りで祭りを締めくくる。

 期間中は猛暑が予想される。仙台管区気象台によると、県東部の最高気温は4、5日が35度、6日が34度の予報。石巻地区消防本部は来場者の熱中症などに備え、救急隊を重点的に配備する。担当者は「睡眠をしっかり取り、冷却グッズなどを活用しながら適宜休憩を挟んでほしい」と呼びかける。

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