親子で流す汗、爽快 石巻で市民スポーツフェス 2年ぶり
市民にスポーツに親しんでもらい、健康な体づくりの推進を図る「いしのまき市民スポーツフェスタ」が7月29日、石巻市総合体育館で開かれた。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したため、2年ぶりに開催した。
NPO法人石巻市スポーツ協会が主催した。約90人の親子が参加し、赤、青、黄の3チームに分かれて競技を展開。「ボール運びリレー」や「お皿ひっくり返し競争」などがあり、「かけっこ玉入れ」では、かごを背負って逃げ回る職員を親子が追いかけ、かごに玉を投げ入れた。
参加者は親子で声を掛け合い、協力しながら競技を楽しんだ。会場には救護所を兼ねた健康ブースも設け、市健康推進課の職員による健康相談や血圧測定、子ども向けのクイズコーナーを実施した。
同市石巻小6年の桜井京(けい)君(11)は「チームが勝てるように協力できた。特にかけっこ玉入れが楽しかった」と声を弾ませた。母親は「一緒に運動する機会があまりなかったので、親子で楽しめた」と話した。
市スポーツ協会の近藤裕紀事務局長(49)は「コロナの影響もあって思うように運動ができなかった分、スポーツを通して親子のコミュニケーションを取ることや、親同士のつながりをつくる機会にしてほしい」と語った。
関連リンク
- ・石巻川開き祭り、100回目の夏 先人しのび平穏願う
- ・東松島市復興伝承館、来館者20万人に到達 市長「これからも発信に協力を」
- ・女川で少年サッカー全国大会 選手ら、語り部から教訓学ぶ 36チーム600人
- ・障害者雇用に理解を 県が事業所向け見学会 女川高等学園
- ・救助技術指導会 石巻地区消防本部、東北大会に出場 3種目は「全国」届かず