還付金詐欺、箸袋で注意 「お食事処こばやし」と協力 河北署、河北地区防協連
河北署と河北地区防犯協会連合会は4日、還付金詐欺被害防止を図ろうと、石巻市小船越の道の駅「上品の郷」内にある「お食事処こばやし」と協力して「『ATMでの還付金』は全て詐欺!」と書かれた箸袋の提供を始めた。利用客に食事と共に提供し、注意を促す。
制作発表が同日、上品の郷であり河北署の山田正弘署長、同連合会の阿部利昭会長、上品の郷の佐々木正文駅長らが出席。お食事処こばやしの小林伸幸店長(61)は「年間約100万人が来客する道の駅で啓発活動に取り組み、安心安全なまちづくりに貢献したい」と話した。小林さんは同連合会役員も務める。
気仙沼市から旅行で訪れた40代の男性は「知り合いでも詐欺の被害に遭った人がいた。電話に貼るステッカーなどもあるといい」と話した。
同署によると10日現在、管内での詐欺認知はない。県内の7月末時点の詐欺認知件数は196件(前年比6件増)で被害額は3億6946万円(前年比5522万円増)と増加傾向にある。
署員は「箸袋を多くの人が目にすることで、管内だけでなく広く注意喚起できる。不審な電話があれば相談してほしい」と話した。
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