運動苦手でも楽しい　小学生が海水浴体験　石巻・渡波でイベント

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　石巻市湊の一般社団法人「ＨｉｔｏＲｅｈａ（ヒトリハ）」は、７月２２、２９日と８月５日の３日間、石巻地方の小学生向けに海水浴イベントを開催した。海に入ったことがない子どもたちに挑戦の機会を創出しようと企画した。

　ヒトリハは今年４月から、運動やスポーツが苦手な小学生を対象に、体を動かすこつや楽しさを伝える取り組みの「パラレルアクティビティ」を実施している。理学療法士や作業療法士など、リハビリ専門職の資格を持つスタッフやボランティアが、個人に合わせた運動を提案し、一対一で教えている。

　イベントは渡波海水浴場を会場に、パラレルアクティビティに参加している小学生とその家族ら約１０組が参加。ライフジャケットを着け、実際に海に入ったり、ビーチフラッグやボート遊びを体験したりした。普段車いすを利用している参加者もスタッフらと協力して水遊びを楽しんだ。

　ヒトリハの庄司剛仁理事（３６）は「運動に親しみ、成功体験につなげてもらいたい。砂浜で走ったり、実際に海で遊んだりした体験をさまざまな感覚の育成や発見につなげてもらえれば」と話した。