新住民ら盆踊り 東松島・野蒜ケ丘2丁目で「夏まつり」 交流の輪広がる
東松島市野蒜ケ丘2丁目の「夏まつり」が6日、地区の中央集会所に隣接する水の公園であった。祭りは2019年に初開催されて以来、新型コロナウイルスの影響で休止が続き4年ぶり。盆踊りが初めて行われ、住民らが交流を深めた。
特設ステージでは、旧鳴瀬二中から現在の鳴瀬未来中に伝わる伝統の「エジプトダンス」がオープニングを飾った。集会所で活動する団体がジャズダンスやカラオケ、民踊を披露。東日本大震災後に同市上下堤地区の仮設住宅で暮らした住民が多い縁で、交流が続く上下堤の住民も舞踊でステージに立った。
会場には盆踊りのためのやぐらが設けられ、民謡を披露した「野蒜土曜会」の演奏に合わせて参加者が輪をつくった。
ともに宮野森小3年の熱海結都君(9)は「踊ったのは初めて。くじ引きやかき氷を食べたのも全部楽しかった」、高橋志乃さん(8)は「周りの人をお手本に踊った。輪になって踊れて良い思い出になった」と笑顔だった。
野蒜ケ丘地区は震災後に造成され、被災した野蒜地区などの住民が移り住んだ。祭りを主催した野蒜ケ丘二丁目自治会の渡辺克己会長(66)は「コミュニケーションを構築しようという時にコロナで中止せざるを得なかった。今回はみんなが協力し、たくさんの人が集まって開催できた」と話した。
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