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福祉事業所で奉仕活動、石巻北高飯野川校生16人 地域に貢献、単位の取得も

収穫されたジャガイモを磨いて選別する生徒たち

 石巻北高飯野川校(生徒53人)は、単位取得につながる学校外でのボランティア活動を24日まで実施している。1~3年生の生徒16人が社会福祉法人夢みの里(石巻市門脇町)の事業所4カ所で清掃、農作業とリサイクル作業の補助、児童支援に取り組む。

 定時制4年間の単位の一部を学外活動で取得し、3年で卒業できる「三修制」の一環。8日はデイサービスセンター桜・さくらの農場(同市桃生町神取)で、生徒3人が収穫したジャガイモや枝豆を大きさごとに選別する作業を手伝った。

 昨年に続き作業に当たった3年の今野京生さん(17)は「3年で卒業したいので単位が取れていい。作業にはやりがいを感じる」と語った。初めて参加した2年の松田司さん(16)は「他学年と交流できるのがいい。来年も手伝いたい」と笑顔で話した。

 桜・さくらのサービス管理責任者の佐藤範和さんは「地域に貢献してくれてありがたい。一緒に作業することが利用者の刺激にもなる」と感謝した。

 飯野川校の早坂祐次教諭は「生徒の進路などに合わせて卒業時期を選べるのはいい。伸び伸びと学校生活を送れている」と話した。

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