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やってみた! 記者が夏チャレ > シーカヤック

勢いよくパドルを動かす記者(右)

 誰もがきっと一つくらいは持っている「いつかはやってみたい」-。新型コロナウイルスによる行動制限が緩和された今年の夏。ぐっと気持ちが高まる。記者それぞれがチャレンジしてみた。(随時掲載)

   ◇

<涼しい水面、ゆったりと>

 石巻市の北北上運河でシーカヤックに挑戦した。水面をこいで進む乗り物は初めて。講習と実技を合わせた計2時間の初心者コースを体験した。

 NPO法人「ひたかみ水の里」代表理事の新井高広さんが指導してくれた。陸上でライフジャケットの着方やパドリングなどを習った後、カヤックで運河にこぎ出した。

 初めは新井さんと2人で乗った。かじ取りは新井さんに任せ、自由にこいだ。カジカなどの魚が跳ねる姿や運河にかかるJR石巻線の線路を下から眺め、新鮮な景色を味わえた。

 次は1人で挑戦。風と波にあおられ、方向が定まらない。岸辺の草むらに何度も突っ込んだ。普段使わない肩周りの筋肉が悲鳴を上げたが、慣れてきてからは涼しい水面をゆったりと進み、心身共に癒やされた。

 新井さんに評価を聞いた。「パドルに角度をつけて回るのがうまかった」。100点満点中で80点。草むらに突っ込み、バックで進めなかったことが減点された。

 新井さんは「水辺の楽しさと危険を学びながら自然を感じ、石巻の良さを知ってもらいたい」と話した。

 体験は1回2時間。石巻市水押3丁目の石井閘門(こうもん)近く集合。料金は大人5000円、中学生以下3000円。対象は3歳以上で、小学生までは保護者同伴。不定休。インターネットか電話で事前に予約する。連絡先は新井さん080(6000)8855。
(相沢春花)

■上達のこつ/NPO法人「ひたかみ水の里」代表理事の新井高広さん(34)

 うまくこぐポイントは、パドルを引くのではなく前に押し出すようにすること。そうすれば力強く水をかける。手首のスナップも大事。

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