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(666)コスモスや空の奥から風あふれ/土屋遊蛍(1944年~)

 コスモスは風がよく似合う花です。茎は細くて長く、葉はさらに糸のような形で、頂点にある花は軽やかです。強い風には大きく全体をなびかせますが、そうそう倒れることはありません。群生が多く、風を受けて一斉に揺れる景色は爽快ですね。空の奥も風も目に見えませんが、そこから風があふれてくると詠んでいます。空を向…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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