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演劇通じ街に活気 千葉の劇団、石巻で交流イベント「えんにち」

ゲームなどを通じて交流を深める風雷紡団員と石巻の演劇人ら

 千葉県八千代市を拠点にする演劇ユニット「風雷紡(ふうらいぼう)」が13日、石巻市を訪れ、ワークショップを通して石巻の演劇人らと交流を深めた。東日本大震災後、演劇を通して活気づく街にまた新たなつながりが生まれた。

 風雷紡は被災地・石巻で始まった「いしのまき演劇祭」に参加するなど演劇を通じて支援してきた。今回初めて主催する形で石巻での演劇イベントを企画。「えん(縁・演・宴)日」と題して中央3丁目の旧観慶丸商店で行われた。

 「えん劇」を介してつながる1日を目指し、シアターゲームや台本読みなどを昼と夜の部に分けて趣向を変えて取り組んだ。昼の部には約15人が参加。地元の劇団に所属する演劇人らが風雷紡の吉水恭子さん(54)たちと「えん劇」で遊んだ。

 石巻市の劇団「スイミーは まだ 旅の途中」代表の町屋知子さん(31)は「縁がつながっていくことで、石巻がさらに芝居の面白い街になれば」と話した。

 吉水さんは「風雷紡には『紡(つむ)ぐ』という意味が込められている。石巻の演劇人とつながりを紡いでいきたい。これを第一歩に、いつか一緒に芝居をつくりたい。演劇を通じて石巻の活性化に役立ちたい」と強調した。

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