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市道石井閘門水押堤防線 「ミラー街道」改善を 地元3町内会、石巻市に拡幅要望

地元町内会が拡幅を要望した市道(写真の一部を加工しています)

 石巻市中里と水押の境界を東西に走り、車の通行量が多い市道石井閘門(こうもん)水押堤防線について、地元の水押町内会など3町内会が、安全に対面通行できるよう市道の拡幅を求める要望書を市に提出した。

 水押町内会の中野正治会長や開北町内会の阿部初夫会長、集合住宅の住民らでつくる新生会の鈴木昭夫会長ら6人が10日、市役所で斎藤正美市長や市担当者らに市道の現状を説明した。

 拡幅を要望したのは水押3丁目の北上川・運河交流館東側約100メートルの対面通行区間。3町内会などによると、この区間の道幅4.5メートルで互いの車両がぎりぎり行き違える程度だという。

 住民代表らは「朝晩の通勤と帰宅の時間には多くの車が往来し、多い時は1日数千台になる。ガードレールとの接触や車同士の接触が発生している」と説明した。

 阿部会長は「車のミラー同士が接触する事故が多い『ミラー街道』と呼ばれている。対向車をぎりぎりかわしてひやっとする場面もある。事故防止のためにも拡幅してほしい」と話した。

 斎藤市長は「生活道路として朝晩は車が多く、市としても危険は認識していた。所管する国の北上川下流河川事務所とも協議し、拡幅実現を目指し努力する」と答えた。

 3町内会は拡幅した場合、速度を上げて走る車も出てくる懸念があるとして、市に対策を講じるよう求めた。

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