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色彩模様いしのまき <オレンジ> 島々をつなぐ「光の橋」 大高森の夕景(東松島市宮戸)

夕焼けに染まる松島湾。大高森山頂からは壮大な景観が眼前に広がる

 暑さは収まる気配がないが、着実に早くなる日の入りには秋の気配が漂う。夕焼けは晩夏の季語。石巻地方の名所、東松島市宮戸の大高森に登った。

 塩釜市の浦戸諸島などが浮かぶ松島湾の向こうに日が傾く。広い空と海、眼前の空間全体が色を濃くしていった。雲間から太陽がのぞくと、光の線が島々を結ぶ橋のように水面に延びた。

 大高森は標高105メートル。登山口から10分ほど登ると山頂の展望台に着く。松島四大観に数えられる景観はほぼ360度に広がり、松島湾だけでなく、野蒜海岸や石巻市の市街地、牡鹿半島などが望める。

 四大観にはそれぞれの特徴を表す名称がある。松島湾全体を見渡す大高森の眺望は「壮観」と呼ばれる。

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