色彩模様いしのまき <特別編> 川湊染める大輪 石巻川開き祭りの花火(石巻市)
次々に打ち上がる大輪の花が、港町の夜空を鮮やかに染める。5日開かれた石巻川開き祭りの花火大会。石巻市を一望する同市南境のトヤケ森山(通称馬っこ山)から眺めると、赤や黄、青といった色とりどりの花火が重なり合った。
尺玉や水中スターマインなど、披露された花火は東日本大震災前と同規模の約1万6000発。会場も13年ぶりに震災前と同じ開北橋下流となり、市民らが川岸に設けられた観覧席や周囲の土手から思い思いに空を見上げた。
中心市街地や北上川を舞台に繰り広げられる祭りは今年で100回を数えた。川湊として栄えた街の伝統は、華々しい花火の記憶とともに後世に受け継がれていく。
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