(676)桃冷す水しろがねにうごきけり/百合山羽公(1919~2002年)
子どもの頃、井戸水を流しながら野菜や果物をいろいろ冷やしていた。水の中に鮮やかな色が踊るのが楽しかった。それぞれに特徴があるが、桃は皮の表面に産毛のような細かい毛がびっしり生えていて、これが水の中で気泡を含み白銀(しろがね)色になる。その桃が流水にゆっくりと回っているのだろう。漢字とひらがなのバラ…
関連リンク
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