東北中学水泳　女子自由形800メートル、女川３年八巻さん優勝　町長に報告

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　第５５回東北中学校水泳競技大会が８月６～８日、郡山市の郡山しんきん開成山プールで開かれ、女川中３年の八巻朋子選手（１５）が女子自由形８００メートルで優勝した。

　八巻選手は８００メートルを９分３０秒で制し、４００メートル自由形でも６位に入賞した。「県大会に比べ、考え過ぎず、楽しさを感じながらレースに臨めた」と振り返る。東北中学校水泳競技大会への出場は２度目で、昨年は８００メートルで４位入賞だった。

　水泳を始めたのは１歳半からで、ベビースイミングの教室に通い始めた。小学６年生のころから長距離に挑戦し、結果を出し始めた。

　現在も週６日練習し、ウオーミングアップなども含め１日３キロ程度泳ぐという。「最終盤に上げていけるのが自分の強み。東北大会でも残り５０メートル辺りで追い抜いた」と話す。

　「高校に進学後も水泳を続ける。１年生からインターハイに出場できる選手になりたい」と意気込んだ。

　２３日には八巻選手が女川庁舎を訪れ、須田善明町長らに東北大会での活躍を報告した。

　動画配信で大会を視聴した須田町長は、「最後の追い上げが素晴らしく、力強い泳ぎに驚いた」と話し、「女川から東北大会を制する選手が出たことをうれしく思う。大きな舞台を目標に、これからも頑張ってほしい」と激励した。