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文化施設の課題を共有 石巻市議会環境教育委、管理財団と意見交換

石巻市の芸術文化振興について意見を交わす環境教育委と財団のメンバーら

 石巻市議会環境教育委員会と同市芸術文化振興財団は、意見交換会を同市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開き、施設運営や芸術振興に関する現状や課題を共有した。

 環境教育委と財団から計12人が参加した。市複合文化施設と市遊楽館、市河北総合センターの3施設の管理を請け負う財団が、各施設の運営状況を説明。遊楽館と河北総合センターは設備の老朽化が顕著で、冷暖房設備や舞台天井のつり物の劣化のほか、和式トイレが多いなどの課題を報告した。

 市複合文化施設については、2021年の開設以降、利用人数は増加傾向にある。市民に認知が広がり、ホールの利用を中心に問い合わせや予約が増えていることを紹介。ロビーなどの共有スペースも、打ち合わせや休憩などに利用されていると説明した。

 意見交換会は8月24日にあった。環境教育委の遠藤宏昭委員長は「現場の声を市と協議し、要望の実現を後押したい」と話した。

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