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(679)地震やんで日暮れて秋の雨がふる/石井露月(1873~1928年)

 露月は秋田県の俳人で、上京して正岡子規と出会い、子規門の四天王と称された。病気のため秋田に戻り、地元の医師、そして社会活動家として地域に貢献した。掲句は1896(明治29)年、露月23歳の陸羽地震の際の作で、大地震に襲われたときの不安な気持ちが、時間の流れで詠まれている。余震の続く中の雨から、夜へ…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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