女川町議会9月定例会 須田氏、町長選出馬表明「幸せ実感できる町に」
任期満了に伴う女川町長選(10月17日告示、22日投開票)で、現職の須田善明氏(51)は4日、4選を目指し立候補することを表明した。町議会9月定例会の一般質問の答弁で「今後も町長としてみなさんと一緒に未来を描きたい」と述べた。同町長選で立候補を表明したのは須田氏が初めて。
須田氏は議会終了後の報道各社の取材に対し、「これまでの経験を糧に、一人でも多くの人に笑顔が生まれ、幸せを実感できる町に発展させたい」と意欲と決意を示した。
須田氏は女川町出身。明大卒。会社員を経て1999年に県議に初当選。自民党県連幹事長などを務めた。3期目途中で辞職し、東日本大震災後の2011年11月の町長選に立候補し、無投票で初当選。2、3期目も無投票だった。
現時点で、他に立候補の動きは表面化していない。
<9期の木村町議、今期限りで引退>
4日開会した女川町議会9月定例会で、9期目の木村公雄町議(86)が、任期満了に伴う女川町議選(10月17日告示、22日投開票)に立候補せず、今期限りで引退すると表明した。
昨年11月に家族を亡くしたことが主な理由で「身の回りのことで精いっぱい。自分の生活を満足にできない人が町民を幸せにすることはできない」と語った。
一般質問に登壇し、町長選への立候補を表明した須田善明町長に対し「震災やコロナをリーダーシップで乗り越えてきた。息子のように感じている。今後も応援している」と激励した。
木村氏は1971年に初当選。2003年、11年、15年には議長に就任。町長選にも4度出馬した。
定例会会期は12日まで9日間。一般質問には阿部美紀子、平塚勝志、佐藤誠一、隅田翔の4氏も登壇した。
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