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タグラグビー楽しい 女川小3、4年生が体験 キヤノンマーケティング協力

タグラグビーを体験する女川小の児童たち

 女川町女川小・中(児童214人、生徒101人)の3、4年生78人が4日、ラグビーを簡易化した「タグラグビー」を同校体育館で体験した。

 指導にはキヤノンマーケティングジャパンが協力。ラグビーリーグワン、横浜の元選手で、現在はスタッフの湯沢奨平さん(35)が講師を務めた。

 湯沢さんは「ボールを投げる際は、相手に声をかけながら、下から胸元に向けてパスしてほしい」と説明。ボールを卵のように優しく扱い、できるだけ落とさないようにと呼び掛けた。

 3年生は6チームに分かれて試合を体験。ボールを投げられる方向は横か後ろのみ、腰に付けたタグを取られたら立ち止まってボールをパスするなどのルールを学びながら、タグラグビーに親しんだ。

 佐々木奏星(そら)君(8)と阿部歩美(ほのみ)さん(9)は「ラグビーの競技名は知っていたが、実際にプレーしたのは初めて。ボールを持って走るドキドキ感や、試合が楽しかった。授業でまたやるのが楽しみ」と話した。

 湯沢さんは「まずはラグビーの楽しさを子どもたちに知ってもらいたい。チームで力を合わせて点を取るように、協力して目標に向かって進んでもらえればうれしい」と期待した。

 タグラグビーはラグビーからタックルなどの接触プレーを除いた、初心者や年少者にも楽しめる競技。

 同社は東日本大震災の被災地で、2012年から復興支援活動を実施。19年からラグビーリーグワンの横浜と連携し、被災地の学校やラグビースクールの選手たちと交流や競技の指導をしている。

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