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「防災の日」に訓練 大津波想定し、備え確認 北上川下流河川事務所

本番さながらの緊迫感で訓練した

 国土交通省北上川下流河川事務所は「防災の日」の1日、地震による津波災害を想定した防災訓練を石巻市蛇田の同事務所で実施した。参加者は本番さながらの緊迫感で臨み、予期できない災害への備えを確認した。

 訓練は事務所管内で最大震度6強の地震が発生し、大津波警報が発表されたと想定。参加した職員約40人は調査や広報など各班に分かれ、被災状況や職員の安否の確認といった任務を遂行した。

 鳴瀬や大崎など各出張所とオンラインでつなぎ、各地の状況を全体で共有した。東松島市川下の吉田川周辺では、無人飛行機を飛ばして現地の様子をリアルタイムの映像で配信し、被害状況を遠隔で確認した。

 間山隆之技術副所長は「各自の役割を確認し、本番に向けて備えたい」と話した。

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