砂像、24時間で制作 「サンドアートジャパンカップ」始まる 東松島
砂像制作の全国大会「第2回サンドアートジャパンカップ」が7日、東松島市野蒜の防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」で始まった。出場者は9日までの3日間で作品を仕上げ、日本一を目指して腕を競う。
制作時間は1日8時間、計24時間あり、それぞれ1人で砂像を作る。作品のテーマは自由で、約10トンの砂を使用。大きさは高さ、幅、奥行きが各1.8メートルで、技術と完成度、デザイン、アイデアといった項目で競う。10日に結果発表と表彰式があり、作品は当面展示される予定。
昨年10月の第1回大会で優勝した砂の彫刻家で市地域おこし協力隊の保坂俊彦さん(49)をはじめ、高知、愛知、秋田各県などから10人が出場。初日は制作開始前に開会式があり、南井駿副実行委員長が「昨年は多くの人にお越しいただき、人のつながりも生まれた。芸術を通して心の復興にも役に立ちたい」とあいさつした。
出場者は午前8時の号砲で一斉に制作を始めた。大会を企画した保坂さんは「昨年は初めてだったので不安の中でスタートしたが、イベント終了後もたくさんの人が来て喜んでもらえた。今年はそれを超えられるように素晴らしい作品を作りたい」と話した。
大会はキボッチャを運営する貴凛庁が主催し、芸術や食などを楽しむ「なないろの芸術祭」の一環で開催。9日と10日は音楽イベントを兼ねる。
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