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(695)枝豆ヤ三寸飛ンデ口二入ル/正岡子規(1867~1902年)

 枝豆を食べるとき、口元からの距離をいつもより離して三寸(約9センチ)のところで莢(さや)から飛ばしてみたぜ。三寸はかぐや姫が発見されたときの身長と同じくらい。結構遠いぜ。でも、うまいこと飛んで口の中に入ったぜ。お行儀が悪いけれど、枝豆を食べるときに合言葉のように思い出してしまう。掲句は『仰臥漫録』…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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