不審者対応を万全に 東松島で研修会 放課後児童ク職員、さすまた使用法学ぶ
登米市の認定こども園や栗原市若柳小で起きた不審者侵入事件などを受け、東松島市放課後児童クラブの職員が不審者への対応を学ぶ研修会が7日、市矢本西市民センターで開かれた。
市内にある全8カ所の放課後児童クラブから41人が参加。県共同参画社会推進課の塩屋歩氏を講師に招き、防犯に関する講話とさすまたを使った不審者対応訓練が行われた。
塩屋氏は講話で、犯罪者の「見つかりたくない」「捕まりたくない」という犯行時の心理や、見えやすく入りにくい環境をつくるといった犯罪防止策を紹介。声がけする際は複数人で行うなどのポイントも紹介し、「必ずしも声をかける必要はなく、おかしいと思ったらちゅうちょせず110番してほしい」と話した。
不審者対応訓練では、さすまたの持ち方や相手に向かって突く際の力の入れ方などが実演され、参加者も挑戦した。
塩屋氏は「さすまたを使う利点は相手との距離が取りやすくなること。必ず押さえ込むのは難しいので(警察が来るまで)時間を稼ぎ、動きを封じて行動範囲を狭めるイメージで対応してもらえるといい」と呼びかけた。
参加した宮野森小放課後児童クラブの支援員小川さとみさん(46)は「さすまたを扱うのはすごく力がいると感じた。不審者に遭わないのが一番だけど、見たことがない人がいたら警戒するようにしたい」と語った。
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