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交通安全や防犯、訴え 東松島で大会 石巻署員、高齢者に寸劇で解説

交通安全のポイントを劇で分かりやすく伝えた石巻署交通課の署員

 東松島市と市交通安全防犯推進協議会は22日、高齢者に交通安全や防犯対策を呼びかける「イート&イ~ナのご長寿安全大会」を市コミュニティセンターで開いた。秋の交通安全県民総ぐるみ運動(21~30日)の一環。

 新型コロナウイルスの影響で開催は4年ぶり。市民ら約120人が参加した。石巻署交通課は劇を交えて事故防止のポイントをPR。75歳以上で過去1年以内に3回以上、第一当事者として交通事故を起こした人に対する「頻回事故指導」や、運転者自身が雨の日は運転を控えるなどの自己ルールを決める「補償運転」などの内容を紹介した。

 参加した同市赤井の70代無職女性は「車がないと不便で、この会場にも来られなかった。運転中は皆がお互いに気を付ける必要があると思う」と話した。

 同署生活安全課は特殊詐欺の被害状況や手口などを説明した。同署管内の今年の被害件数は8月末時点で6件。昨年1年間では11件だった。

 主な手口として、口座が悪用されていると電話し、キャッシュカードの暗証番号などを聞き出そうとする「預貯金詐欺」や、未払いの料金があるという内容のメールが届く「架空料金詐欺」などを紹介した。

 同課署員は「不審な電話はすぐに切り、家族や警察署に相談してほしい。詐欺の撃退装置付き電話も活用して」と呼びかけた。

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