アート巡り、石巻の魅力知るきっかけに 地図付き手引きを制作 社団法人RAF
石巻市の一般社団法人リボーンアート・フェスティバルは、同市を舞台とした現代アートと音楽、食の総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)」の作品や、東日本大震災伝承施設などを紹介する小冊子「石巻アートの手引き」を制作した。アート作品巡りをきっかけに街の魅力を知ってもらう。
現在鑑賞できるRAFの作品6作の展示場所や解説を記したほか、石巻地方の文化や震災関連施設の情報を盛り込んだエリアマップを載せた。両面カラー刷りのB3判で、B6判に折り畳んである。
RAFにはこれまで来場者から「展示場所が分かりにくい」「地図が欲しい」といった声が上がっていた。ウェブサイトでも案内を出していたが、要望に応え、一覧しやすい紙媒体で打ち出した。
特に問い合わせが多い荻浜地区の白鹿の像「White Deer(Oshika)」には、駐車場への道順を案内する動画のリンクをQRコードで掲載。併せて周辺住民や漁業者に配慮した鑑賞を呼びかける。
RAF事務局の志村春海さんは「RAFだけではなく石巻市全体の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話した。
小冊子は市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)や旧観慶丸商店など市内の観光・文化施設で配布しているほか、法人のウェブサイトからダウンロードできる。
関連リンク
- ・有終の力走 「仙北陸上競技大会」81回の歴史に幕 白楊クラブ主催、県内最古
- ・追悼、復興 願い込め5000本植樹 イオン財団主催、550人協力 石巻・南浜
- ・交通安全や防犯、訴え 東松島で大会 石巻署員、高齢者に寸劇で解説
- ・色彩模様いしのまき <ピンク> 豊作の喜び、乱舞軽やか はねこ踊り(石巻市桃生町)
- ・秀作ずらり「MOA美術館展」 石巻と女川の児童作品330点 きょうまで