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プラごみ分別回収 石巻市、2024年10月以降開始へ実証実験 市議会一般質問

 石巻市議会9月定例会は25日、一般質問を続けた。市は、プラスチックごみの分別回収の開始目標を2024年10月以降とし、住民の協力を得て実証実験を進める方針を示した。

 実証実験では、家庭ごみのプラスチック割合や分別効果などを検証する。分別回収の体制構築後に住民説明会を開き、市民との意見交換の場も設ける。

 市は本年度中止した市営河北上品山牧場の牛の受け入れに関して、来年度の再開可否などの運営方針を10月をめどに決める考えを示した。

 牧場は給水管が損傷するなど施設全体が老朽化。近年は預託頭数も減少傾向にある。市は7、8月、市内の畜産農家と意見交換会やアンケートを実施。来年度に受け入れを再開した場合に見込まれる預託頭数は32頭で、2022年度実績より6頭多かった。

 市河北総合支所は「再開には給水管の修繕など再投資も必要。費用対効果も検証し適切に判断したい」と答えた。民間貸与などの活用策については「畜産農家の採草地や放牧地利用の意見を優先しつつ、幅広く検討していく」と述べた。

 鈴木良広、勝又和宣、宇都宮弘和、楯石光弘、桜田誠子の5氏が質問した。

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