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原発避難支援アプリ あすから女川で運用 石巻、東松島は未定

 県は25日、東北電力女川原発(女川町、石巻市)の重大事故時に住民避難の時間短縮を図るスマートフォンアプリについて、27日に女川町で運用を始めると発表した。石巻、東松島両市の運用時期は未定。

 アプリはデジタル身分証アプリ「ポケットサイン」内のミニアプリとして運用する。事故が発生した場合、居住地ごとの避難指示や具体的な避難先などをプッシュ機能で通知。避難退域時検査場所や避難所では、掲示されたQRコードを読み込むことで、検査済み証の受信や避難所のチェックインができる。

 運用地域は今後、石巻、東松島両市を含む原発30キロ圏内の6市町に拡大する。各市町との調整がつき次第、順次運用を始める。

 県はデジタル身分証アプリによる地域ポイント制度の利用も10月、女川町で始める。アプリとマイナンバーカードをひも付けると1人5000ポイントが自動付与され、飲食店や商店など町内52店で利用できる。有効期限は12月末。

 石巻、東松島両市は12月1日にポイント付与を始める。有効期限は1月末。

宮城県原子力災害避難支援アプリの運用開始(原子力安全対策課) - 宮城県
地域ポイント等導入検討事業 - 宮城県

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