早起き野球 石巻地方のチーム「ザ・甲子園」、全国大会へ 来月14、15日
石巻地方在住者や出身者でつくる野球チーム「ザ・甲子園」が、10月14、15の両日に前橋市で開かれる第42回全日本早起き野球群馬大会(全日本早起き野球協会主催)に出場する。2016年以来、4回目の挑戦で、過去最高の4強進出を目標にする。
ザ・甲子園は1983年創設。石巻、東松島両市、女川町のほか、仙台市などから通う選手も含め約30人が所属する。平均年齢は31歳ほど。チーム名には、甲子園を目指していた元高校球児のメンバーらの思いが込められている。
全国大会の出場権を得るには、早起き野球の石巻予選、県大会をそれぞれ1~3位で通過し、東北大会で優勝か準優勝することが条件。チームは昨年9月、多賀城市で開かれた東北大会で準優勝を果たした。今年9月に秋田市であった東北大会でも準優勝し、来年の熊本県での全国大会出場も決めている。
鈴木昌人監督(57)は「バッテリーを中心に守り抜くチーム。考えて試合に臨めるようになり、攻撃面でも積極的に次の塁を狙うプレーをしてきた」と話す。「これまでの全国での最高成績は2回戦進出。4強入りを目指せれば」と期待する。
主戦で内野手も務める本木智大選手(27)は「東北大会で2位だった悔しさもある。強豪がそろう全国大会で、まずは初戦を落とさず弾みを付けたい。全員野球で臨む」と意気込む。
群馬大会には全国から16チームが参加し、トーナメントで優勝を争う。ザ・甲子園の初戦は14日午前11時から、西日本代表のゴールドエンブレム(鳥取県)と対戦する。
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