津波の脅威に驚き 土屋復興相、石巻など被災地視察
土屋品子復興相が4日、就任後初めての東日本大震災の被災地視察で石巻市などを訪問した。
同市穀町の宮城復興局で訓示し、出席した職員ら約30人に「インフラ整備は完了しつつあるが、ソフト面や東京電力福島第1原発の処理水海洋放出などの問題が出てきている。被災者の声を聞き取って届けてほしい」と述べた。
石巻南浜津波復興祈念公園の「祈りの場」では献花し、震災犠牲者に黙とうをささげた。園内のみやぎ東日本大震災津波伝承館では、職員から被災当時の状況などについて説明を受けた。また資料を見ながら震災前の南浜地区を知り「家がびっしりあったんですね」などと津波の脅威に驚いたようすだった。
この後、南三陸町も訪れ、震災伝承施設「南三陸311メモリアル」などを視察した。
関連リンク
- ・東松島の地場産品や観光PR 旅行関係者招きマッチング会 新たなツアーに意欲も
- ・石巻・男女共同参画計画 2022年度「おおむね妥当」 審議会、市に答申
- ・高校生解説員2人目 石巻・津波伝承館、富谷の西城さんを認定 「学生の視点で」
- ・豊漁や実り、感謝の神楽奉納 雄勝・葉山神社で奉祝祭
- ・第38回 石巻市美術展 作品紹介(上)