東松島の地場産品や観光PR 旅行関係者招きマッチング会 新たなツアーに意欲も
東松島市の飲食や宿泊業者などが県内外の旅行関連会社の関係者と交流し、地場産品や観光のPRを通して新たなビジネス機会につなげる第4回「AGT×東松島マッチング会」が9月27日、市小野市民センターで開かれた。
市内の事業者や県内外の旅行会社とバス会社など計26事業者・団体が参加。市内業者らによるプレゼンテーションの後、各ブースを旅行会社などの関係者が回った。ブースの担当者は生産する農作物、水産加工品や、宿泊施設、サービスなどについて説明し、質問に答えた。
福島交通観光(福島市)営業企画部の武藤一弘次長(55)は「松島のツアーはたくさんあるが、東松島で新しく紹介できる場所を探しに来た。気になった場所を今後ツアーに組み込みたい」と話した。
東松島市の約10事業者などで構成し、漁業や農業体験を通した魅力発信に取り組む「東松島農水泊推進協議会」の溝江健太郎副会長(45)は「教育や社員研修について多く聞かれたので需要がありそうだと感じた。どんなニーズがあるのか確認できた」と手応えを語った。
東松島観光物産公社社長を務める東松島市の小山修副市長は「これまでのマッチング会はPRやイベント開催につながった。今回新たに参加してもらった会社もあり、リクエストやアドバイスをもらえる機会にもなる」と期待した。
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