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石巻・男女共同参画計画 2022年度「おおむね妥当」 審議会、市に答申

答申書を提出する熊沢会長(中央)と阿部邦英副会長(右)

 石巻市男女共同参画推進審議会(会長・熊沢由美東北学院大教授)は9月28日、2022年度の市男女共同参画基本計画の取り組みについて答申した。目標達成に向け全庁的に取り組んでいるとして、進捗(しんちょく)状況を「おおむね妥当」と評価した。

 基本目標6項目のうち、「推進」は2、「やや推進」は1、「現状維持」は3、「後退」は0だった。

 「政策形成および方針決定の場への女性参画の推進」は「推進」とした。政策を検討・決定する各審議会・委員会の女性委員の登用を促進するため、会議の見学会を初めて開催し人材の掘り起こしを図った点などを評価した。

 「男女間におけるあらゆる暴力の根絶と被害者支援の推進」は「現状維持」だった。ドメスティック・バイオレンス(DV)の内容を正しく理解している人の割合は47%、セクハラやDV被害にあった時の相談窓口を知っている人は39%と、認知度が十分ではないと判断。周知徹底を求めた。

 市役所を訪れ斎藤正美市長に答申書を手渡した熊沢会長は「既存の事業だけでなく、積極的な取り組みを期待している」と述べ、斎藤市長は「現状維持だった項目も、しっかり進めていく」と語った。

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